まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

イスラエル・パレスチナ問題と日本

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なんかどえりゃータイトルになってしまいましたが、私の勉強がてら書いてみようと思います。

 

イスラエルとパレスチナがほぼ全面戦争状態になっています。

 

先日、テレビニュースで少し映像を見ました。パレスチナ過激派のハマス戦闘員がイスラエル市民を誘拐する場面とか、あちらこちらに放置されたままの遺体とか、空爆を受けたガザ地区のひどい状況とか、目も当てられない状況になっています。

 

パレスチナ人居住区のガザ地区は、東京23区の6割ほどの面積に200万人以上が住んでいるそうで、そんな狭いところに押し込められたパレスチナ側に、個人的にはちょっと同情してしまうところはあります。

 

(23区はさらに過密なわけですが、外と出入りする自由はありますね)

 

そのような狭い土地では当然、食料やエネルギーの自給は無理。国として成立させるのは困難ですし、壁で囲まれていればそりゃストレスがたまると思います。

 

でもイスラエル側にも事情はありますね。

 

イスラエルとパレスチナの歴史

 

ユダヤ人は2,000年前、現在のイスラエル・パレスチナのあたりに住んでいました。

 

しかしローマ帝国の進出により、住む地を追われ世界各地へ散り散りとなりました。

 

イスラエルは第二次世界大戦後に世界中に散らばっていたユダヤ人が戻って建国した国家で、今度はパレスチナ人が追いやられた形です。

 

国連主導の国土分割協議で、すったもんだあったようですが、大元を辿れば、第二次世界大戦前に現在のイスラエルの土地を統治していたイギリスの外交姿勢に問題があったようですね。いわゆる三枚舌外交です。

 

第一次世界大戦のイギリスの勝利に協力するという条件のもと、イギリスはユダヤ人にもパレスチナ人にも独自の国家建設を約束していたようです。

 

ja.wikipedia.org

 

第二次世界大戦後、1947年の国連の領地割り当てで、大幅にイスラエル側の領地が増やされた案が提示され(ガザ地区とヨルダン川西岸地区があるほぼ現在の形)、1948年にイスラエルが建国しました。

 

イスラエル側に有利だったのは戦勝国で国連に影響力をもつアメリカの影響だと言われています。アメリカの政財界有力者にユダヤ人が多かったからですね。

 

なおイスラエルが国土にこだわるのは、第二次世界大戦中にホロコーストに代表されるユダヤ人虐殺があり、民族絶滅の恐怖があったからで、ユダヤ人国家を建設して自国を自分の力で守る意識(シオニズム)が大変強いようです。

 

シオニズム - Wikipedia

 

イスラエルは核兵器も保有する軍事大国というのは周知の事実です。

 

いっぽうイスラエル建国に対し、当然反発するのはパレスチナ及びアラブ諸国です。

 

第1~4次中東戦争が勃発しました。その後も衝突が勃発。

 

パレスチナはイスラエルの占領下になりました。

 

1964年にはPLO(パレスチナ解放機構)が誕生しました。

 

PLOの第3代議長は有名なアラファト議長で、このあたりから私もリアルタイムでなんとなく覚えています。

 

イスラエルとパレスチナの歴史的和解と言われたオスロ合意(1993年)もありました。

 

※イスラエル・パレスチナ問題について下記の動画が非常にわかりやすいですね。私が書くよりずっといい。😀

 

youtu.be

 

結局のところ、イスラエル・パレスチナの問題の本質は、よく言われるユダヤ教とイスラム教との宗教の違いではなく、領土・居住地を巡る問題と、これまでの衝突で家族・親族・友人を失った人々の悲しみ・憎しみの連鎖ではないかと思います。

 

イスラエル・パレスチナ問題と日本

 

増税メガネこと岸田首相は、今回の武力衝突に対してハマスを非難、イスラエル支持の声明を出しましたが、個人的にはちょっと短絡すぎではないかなあと思いました。お得意のアメリカ追従外交なんでしょうけどね。

 

伝えられるように今回の先制攻撃を行ったのはハマスですが、長い歴史をみればこれは先制攻撃ではなく仕返しの攻撃だったのかもしれません。

 

そもそも日本は歴史的にこの地域にそれほど関与していません。もっと第三者的立場で良いはず。

 

首相の声明は「両者に強く自制を求める」くらいで良かったんじゃないですかね。

 

リーダーの役割

 

強力な軍事力を持つイスラエルが、これから何をしでかすか本当にコワいです。

 

オスロ合意の頃は良かったのでしょうが、ネタニヤフ政権になってからは強硬的の度が過ぎるような気がします。

 

そもそもネタニヤフ政権長すぎ。暴走しなければいいですけどね。

 

それがイスラエルの民意なのかもしれませんが、平和を望んでいるイスラエル人もたくさんいるはず。それはパレスチナ側でも同じでしょう。

 

政治家で首相、およびハマスのような過激派のリーダーになるような人は、優秀で人心掌握術もあるのでしょうが、暴走したリーダーほど怖いものは無いですね。

 

会社組織でも同じかと思いますが、無能なあたりさわりのないリーダーよりも、暴走する優秀なリーダーのほうが問題になることが多いと思います。

 

日本のような民主主義は効率的ではないかもしれませんが、リーダーの暴走を防ぐ点では機能しているかもしれません。

 

ただし、平和ボケして選挙に行かなくなると、その暴走を防ぐ機能も失われるのでしょう。

 

※イスラエル内部も一枚岩ではないようです。

www.newsweekjapan.jp

 

便乗記事:大阪梅田のイスラエル料理店😀

tamikiti67.hatenablog.com