本日は休みでした。電車でお出かけしてきました。
今回の目的は名古屋鉄道大回り乗車です。名古屋鉄道は通称「名鉄」、たまに「迷鉄」とも呼ばれる東海地方最大の路線網をもつ私鉄です。
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/名古屋鉄道
予定では170円の初乗り運賃で、スタート地点の名古屋本線は西枇杷島駅から津島、一宮、そして岐阜県に入って名鉄岐阜、新鵜沼、そしてまた愛知県に入って犬山、ゴールの名古屋本線栄生駅までぐるっと一周します。約3時間、乗り換え4回の距離にして96kmの旅です。ちなみに本来なら西枇杷島ー栄生間は1.7km、時間にして3分しかかかりません。
大回りのルールは基本的には同じ駅は2度通過しないとありますので、今回のルートはそれをしっかり守った形になります。不正乗車ではありません。
大回り乗車で名鉄電車を満喫!名古屋、岐阜間を回るルートや注意点!
スタート地点は名古屋本線の西枇杷島駅です。名古屋駅から10分もかからないところにある駅ですが、非常にこじんまりとした駅です。
駅舎も昭和の雰囲気が漂います。Wikipediaによると一日の乗降客数は約830人だとか。地方のローカル線のようですがれっきとした本線上の駅です。ここは普通列車しか停車せず、近くにJRの枇杷島駅や名鉄の下小田井駅などもあり、そちらに利用者が流れてしまっているようです。
駅の運賃表です。
無人駅扱いなんですが駅員が常時います。私がICカードのmanacaを改札にタッチして津島方面のホームに向かおうとしたら、「まだです。時間になったら案内します。」と写真にある改札左側のゲートから外に出されました。
西枇杷島駅は特急、急行の通過本数が非常に多く、またホームの幅がやたらと狭いため、安全確保のため乗車可能な普通列車が近づいてきたときしか、改札口からホームに通じる遮断機を上げてくれません。この駅員さんは切符の販売や払い戻しの対応をするのではなく、このためだけにずっと常駐しているそうです。
岐阜方面行、名古屋方面行と島型のホームがふたつありますが、このように幅がとても狭いです。椅子も、屋根も何もないホームです。この写真の弥富行の普通列車に乗車します。 須ヶ口駅から津島線になります。
20分ほどで津島駅到着です。津島市は津島神社、ユネスコ無形文化遺産の尾張津島天王祭りで有名な愛知県西部の街です。
ここからは尾西線になり、一宮行の普通電車に乗ります。
平日昼間の車内はこんな感じです。乗客は少なめです。濃尾平野の田園地帯をのどかに走っていきます。途中、日本一の銀杏の産地である旧祖父江町(現在は稲沢市)を通過します。
尾張一宮駅に到着です。4月4日に青春18きっぷで訪れたばかりです。
一宮駅で特急に乗り換えは再び名古屋本線を岐阜に向かって北上します。川幅のある木曽川を渡ると岐阜県です。
名鉄岐阜駅到着です。これが一宮から乗ってきた特急電車です。一部ミューチケットが必要な車両も連結されていますが、今回は無料の自由席でした。
車内はこんな感じです。
名鉄岐阜駅は名古屋本線が高架、各務原線が地上駅の2層構造になっています。階段を下りて各務原線のホームへ向かい犬山行の普通電車に 乗ります。
20分ほどで新鵜沼駅に到着です。JR高山本線との乗換駅になります。名古屋を出る名鉄犬山線の列車は新鵜沼行がかなりあります。
ここで河和行の急行電車に乗ります。河和は名古屋を通り越し、知多半島の南の端にある駅ですが、今回の大回りの旅ではそこまで行かず名古屋駅の手前の栄生駅が終着です。
犬山駅で女性ばかりの中国人観光客のグループがどひゃどひゃと乗ってきて電車は一気ににぎやかになりました。国宝犬山城でも行っていたのでしょうか。その後も扶桑、江南で帰宅の高校生が大勢乗車してきて混雑してきました。
犬山線はJRと競合する名古屋本線と違って、名鉄しか無い路線なので名鉄にとってはドル箱ではないかと思います。
庄内川を渡ると名古屋市です。名古屋駅の高層ビル群も見えてきました。
名鉄名古屋駅の一駅手前、栄生駅で大回りの旅は終了です。
大回りの旅の費用は170円でしたが、私の最寄りの駅からの電車賃もあるのでトータルで今日の出費は900円でした。途中下車はできないので電車に乗っただけの旅でしたが、ちょっとした旅行気分を味わえました。特に津島線、尾西線、各務原線に乗るのは初めてでしたので新鮮でした。
ほんとうのところは津島駅で途中下車して藤の花で有名な天王川公園に行っても良かったのですが、途中下車すると今回のテーマの大回りの旅ではなくなってしまいますので、また今度ということにします。