まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

パリオリンピック雑感その2

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パリオリンピック雑感その1につづいて、どうでもいいことをダラダラと書きます。

 

tamikiti67.hatenablog.com

 

 

元気と勇気を与える?

 

以前もどこかで書いたかもしれませんが、最近スポーツ選手が「見ている方に元気と勇気を与えられるように」とよく発言するのに、背中がこそばゆいような何とも言えない違和感を覚えます。

 

その違和感の原因は、ひとつに元気と勇気は与えることができるのもなのかという疑問です。

 

与えるという言葉自体、上から目線です。

 

元気と勇気をもらうことはあっても与えるものではないような気がします。

 

というのも見ている方は、スポーツ選手がいろいろな犠牲を払って雑念無く高みを目指す姿に心を打たれるのであって、無心で頑張っているはずの選手が見るものに元気と勇気を与えようという雑念を持っていては見る方としては白けてしまいます。

 

ふたつ目に、「元気と勇気を与える」というのはお題目で、実のところはそんなことは考えていなくて選手個人が自己実現のためにやっていることではないかという疑問です。

 

ふつうに考えればそうですよね。すでに地位が確立した選手以外は、まずは自分ありきだと思います。

 

私は結果的に元気や勇気をもらうことはあっても、最初からもらうつもりでは見ていません。

 

この捉え方は人によって違うかもしれません。

 

最近の選手とファンの関係

 

推しの選手がいる人は、推し選手が活躍するたびに本当に元気と勇気をもらっているのかもしれません。

 

選手はファンに良いプレーでgiveし、ファンはそれをtake する。ファンは応援という形でgiveし、選手はそれをtake する。

 

ギブ&テイクの関係なんですね。

 

特に最近はSNSで、ファンの応援の声がダイレクトに選手に届きやすいです。

 

そう考えると「感動と勇気を与える」という発想が出てきてもおかしくないですね。🤔

 

 

やたらと周囲へ感謝する

 

これも最近の傾向だと思います。

 

選手へのインタビューで判を押したように「応援してくださる皆様のおかげ」と感謝の言葉を口にします。

 

これもちょっと違和感を感じています。

 

ベテラン選手ならまだしも、10代~20代前半の若い選手はそんなに優等生にならなくてもいいのにと思います。

 

実際のところ多くの選手は、98%は自分の才能と努力のおかげと思っているのではないのかなと思います。

 

スポーツを頑張るのは第一に自己実現したいという欲求で、他者は基本二の次でしょう。

 

他者に感謝の気持ちがあるなら、まずはコーチ、トレーナーやスタッフなど近い関係者でしょう。

 

以前は真っ先にコーチやスタッフ、自分の両親に感謝の言葉を言う選手が多かったですが、最近は「応援してくれる人」という漠然とした第3者です。

 

SNSで世間から叩かれないように予防線をはっているのでしょうか、というのは私の穿った見方?

 

おそらく協会もそのように言いなさいと指導しているかもしれません。

 

選手にはそのようなマスコミ対応スキルも求められるようになってきました。

 

めんどくさい世の中です。

 

まとめ

 

SNSの普及により、以前にもまして選手とファンの直接の交流が増えています。

 

オリンピック選手ともなれば、下手な芸能人よりフォロワーを抱えている人もいるでしょう。

 

それが上記の「感動と勇気を与える」「応援してくださる皆さまのおかげ」という言葉が氾濫している一因かもしれません。

 

選手もテレビカメラの向こうの人たち、ネットの向こうの人たちを意識せざるをえないのでしょう。

 

しかし、その大部分は勝手に応援してるだけで、グッズを買ったりチケット代払って金銭面でサポートしているわけでもないおせっかいな人たちですね。

 

よく「税金でオリンピック行っているのに・・」という人がいますが、そもそもその人がどれだけの税金を払っているのでしょうか。

 

そしてその中からスポーツに回されるお金はいくらでしょうか。

 

さらに選手たちは、国際社会の中で日本の地位向上に大きな貢献をします。選手たちに感謝こそすれ、あまり文句ばかり言うのはいかがなものかと思います。

 

むかし競泳の千葉すず選手が「こちらから頼みもしないのに勝手に応援して、いちいち結果に怒ったり責めたりしないでください」とぶっちゃけて、世間から批判されました。

 

表現はともかく、その気持ちはよくわかります。

 

news.yahoo.co.jp