まーきちの人生暇つぶし

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

下流老人に陥る典型パターン5つ

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なるべくお出かけしないということで、読書感想文の続きです。

 

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tamikiti67.hatenablog.com

 

先日、藤田孝典著「下流老人」を読みました。この本には賛否いろいろあるとは思いますが、おおよそ当たっているとは思います。これが現実だと思います。

 

そこで誰しも気になるのは、自分が下流老人に落ちる可能性があるかということ。下流老人の定義は生活保護レベルか、それ以下の水準で生活せざるをえない老人です。

 

本には下流老人に陥る典型的な5パターンが解説されています。

 

  

1. 病気や事故による高額な医療費の支払い

 

普通に考えて、いちばん恐れているのはこれですね。高額医療保障制度があるので医療費はなんとかなるかもしれませんが、治療の間、収入の道が絶たれます。後遺症が残って永続的に通院費、介護費が発生するかもしれません。

 

私は民間の保険には入っていますが、保険代をケチっているので、妻に残す死亡保障がメインで、医療保険はそれほど十分ではありません。ましてや収入保障保険なんて、そんなものは加入するわけないし。

 

ガンにでもなったら標準医療しか選択できないかな。その時はあきらめよう。('ω')

  

2.高齢者介護施設に入居できない

 

自分が介護施設に入ることは、まだまだ遠い先のようで、正直あまり想像できないのですが、特養が満杯で高額の民間介護施設に入居することにでもなれば、たしかにお金が毎月湯水のように出ていくかも。

 

私が先に施設に入るかもしれませんし、妻が先に入るかもしれません。なるべく介護保険によるサービスを使って自宅で介護するかとは思いますが、働きながら介護するのは困難です。どちらかが倒れたら下流老人へまっさかさまに落ちていく可能性はあります。

 

ちなみにうちの家は子供はいないので、基本的に自分たちで何とかしないといけません。

 

3.子供がワーキングプア

 

子供が年収200万円以下やひきこもりで親に依存する場合ですね。こちらは私には子供はいないので関係ないかな。

 

子供がいることが、将来世話をしてくれるという点でメリットになる場合もあるし、足を引っ張る点でデメリットになる場合もあるし難しいですね。

 

でも最近はブラック企業に入社したばかりにメンタルやられて働けなくなり、ひきこもり、親に依存というパターンが本当に多そうですね。

 

本当に社会にとって大きな損失だと思います。

 

 

4.増加する熟年離婚

 

男性の場合、最近の傾向として、熟年離婚すると想定していたよりかなり多額の慰謝料、財産を妻に支払わないといけないようですね。

 

また別々に暮らしても家賃や光熱費などはそれぞれにかかるので、思ったほど支出が減らないこともあります。経済的には両者にとってメリットは無いかも。

 

家庭を顧みず仕事一筋で働いて、定年後に愛想を尽かせた妻に濡れ雑巾のように捨てられる夫、というのがパターンかもしれません。

 

私の場合は、仕事一筋で頑張ってきていませんのでこれは大丈夫かな。逆に「稼ぎの悪い旦那め、もうちょっと稼いでこいや」と思われているかもしれません(笑)

 

 

5.認知症でまわりに頼れる家族がいない

 

妻に先立たれると、これは十分に可能性あるかも。妹夫婦ともかなり疎遠ですし。その後一人暮らしで認知症になったら怖いなあ。

 

認知症+一人暮らし+振り込め詐欺orへんな宗教のトリプルパンチであっという間に下流に落ちそうです。

 

一人暮らしも頭と体が元気なうちはいいですが、まわりに家族や世話を焼いてくれる人がいないと、悪い連中に身ぐるみはがされてしまいそうです。

 

そういうことを避けるために、私は体は動くうちはスーパーのカート回収でも清掃の仕事でも、社会との結びつきを保つために労働しようと思っています。お金だけのためではないですね。

 

 

以上、ふつうの人が下流老人に落ちる典型的パターンの1~5ですが、これに加えて住宅ローン抱えたままの突然のリストラなんてものもあるんじゃないでしょうかね。

 

その他

 

また失礼ながら、転落しなくても最初から下流老人がほぼ決定の人もかなりいると思います。

 

それが非正規じゃないですかね。

 

就職氷河期に正社員になれなかった人をはじめ、現在非正規で働いている方は、貯金が無ければそのまま自動的に下流老人にスライドにするでしょう。

 

非正規だと収入に比例する年金支給額も少ないでしょうしね。

 

そういう私も46歳からこれまで5年間、失業&非正規です。非正規の方が時間にゆとりがあり人間らしい生活をおくれている面もあるので、今さら正社員で働くつもりもないです。

 

しかし、その報いは下流老人に転落という形で老後にやってくるかもしれませんね。

 

でもこれは私のせいではなく非正規の仕事が多い、日本社会が悪いのだと割り切ります。実際、非正規労働者がいないと日本はすでに回らなくなっていますもんね。誰かが非正規で働かなくてはいけないんですよね。

 

したがって前にも書きましたが、イザとなれば遠慮なく生活保護を申請しますね。そう考えている人も多いと思います。

 

それが長年、非正規問題を放置してきたツケでしょう。(最低賃金のアップは徐々に行われてきましたが、富の再分配についてはまだまだ)

 

今後、ますます社会が不安定化してくるんじゃないでしょうか。

 

まあ、生活保護を申請しないで済むよう努力はしますが、運次第でどうなるかわかりません。筆者も述べていますが、それが一寸先は闇の日本社会だと思います。